折り紙だけで簡単に作れる七夕飾りの製作方法|ひと工夫したおしゃれな作り方も紹介


保育園・幼稚園に通う小さなお子さまがいるご家庭では、伝統行事・七夕に笹飾りをする方も多いでしょう。しかし、ご家庭で準備するときはできるだけ手間のかからない方法で七夕飾りを作れると嬉しいですよね。
そこでこの記事では、折り紙と最低限の道具があれば簡単に作れる七夕飾りの制作方法をご紹介します。さらにひと工夫したおしゃれな七夕飾りの作り方も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
七夕に笹飾りをするのはなぜ?

もともと、七夕は豊作・豊漁や無病息災、幸福を願う魔除けの儀式的なものでした。そのため、笹飾りの形ごとに異なる意味が込められています。
七夕にはさまざまな笹飾りを制作するご家庭も少なくありません。しかし、何かと忙しいなか、折り紙をわざわざ買いに行くのは大変です。また、折り紙を何セットも買うのは懐が痛みますよね。
そんなときには「おりがみ工場」がおすすめです。おりがみ工房があれば、好きな紙を使って簡単にきれいな折り紙が作れます。刃物を使わないしくみのため、小さなお子さまと一緒でも安心です。
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折り紙だけで簡単!定番の七夕飾りの製作方法

次に、折り紙を折るだけで簡単に作れる定番の七夕飾りを6つご紹介します。制作方法もあわせてお伝えしますので、ご家庭でもぜひ作ってみましょう。
短冊
七夕でおなじみの、願いを書いて吊るす短冊です。折り紙を長方形にカットするだけという簡単な作業工程ですので、どんな方でも気軽にチャレンジできますよ。

吹き流し
吹き流しとは、紙風船やくす玉、輪などにカラフルにたなびく紙を貼り付けたものです。織姫に備えられた5色の織り糸を表し、裁縫の上達を願って飾ります。
【作り方】
- 折り紙を縦方向に3〜4回山折りしてから開く
- 上部を2cmほど残し、ついた折り線に沿って切る
- 2をくるっと巻き、端をのりかテープで留める
提灯(ちょうちん)
提灯は、心を照らす灯としての意味合いを持つ笹飾りです。複雑な構造に見えますが、意外と簡単に作れます。切り方によってフォルムが変わるため、お子さまと一緒にいろんな形を作ってみるのも楽しいですよ。
【作り方】
- 折り紙を長方形になるよう山折りする
- 折り目と反対側を約1cm幅に折る
- 折り目の上から1cmほどの等間隔に切り込みを入れる
- 山折りを開き、端をのりかテープで貼り付ける
貝飾り
貝飾りは海の恵みを表す笹飾りであり、古くから大漁祈願として飾られてきました。らせん状の凝った見た目をしていますが、複雑な工程は一切ありません。
【作り方】
- 折り紙を長方形になるよう山折りする
- 折り目に対して垂直方向に直線の切り込みを入れる
- 山折りを開き、切り込みが縦になる向きで持つ
- 上下の対角をひねりながら合わせ、のりかテープで留める
あみ飾り
網飾りは、漁に使う網を模し、大漁を願って飾ります。手作りするときは、切れ込みの間隔を変えたり、さまざまな色の折り紙を貼り合わせたりするのもおしゃれです。
【作り方】
- 折り紙を細長い長方形になるよう2回山折りする
- 折り目に対して垂直方向に1cm程度の等間隔で切り込みを入れる
- 反対側の開いている方向から2で入れた切り込みの間を等間隔で切る
- 山折りをすべて広げる
輪つなぎ
輪つなぎは、星が連なる天の川と人とのつながりや、夢・目標に到達するまでの道のりを表しています。パーティーの輪飾りとしてもよく用いられており、初心者にも易しい作り方の笹飾りです。
【作り方】
- 折り紙を2〜3cm程度の幅に細長く切る
- 1本の端を貼り付けて輪を作る
- もう1本の紙を2で作った輪に通し、端を貼り付けて輪にする
- 3の工程を繰り返し、鎖のように連ねていく
折り紙にひと工夫!おしゃれな七夕飾りの作り方

おしゃれな七夕の笹飾りを作りたいときは、折り紙にひと工夫を加えてみましょう。以下では、ワンランク上に見える笹飾りをピックアップし、その作り方をご説明します。工夫を要するとはいえ、未就学児や小さなお子さまでも問題ない程度の難易度ですので、折り紙工作に苦手意識がある方もぜひチャレンジしてみてくださいね。
菱飾り
三角が連なった形をしている菱飾りは、前の章で説明した輪つなぎと同じく天の川を表す笹飾りです。かわいい見た目に反して、とても簡単に作れます。
【作り方】
- 折り紙を3色以上用意する
- それぞれ三角もしくは四角にカットする
- てっぺんの角が少し重なるようにして貼り付けていく
天の川
七夕ならではのモチーフといえば天の川ですよね。あみ飾りをアレンジすれば、天の川も簡単に作れます。
【作り方】
- 大きめのあみ飾りを作る
- 端をそっとひっぱって広げる
- 星の形に切った折り紙をバランスのよい配置になるようにのりで貼り付ける
星飾り
星飾りは、願い事が天まで届くよう祈りが込められた笹飾りです。さまざまな折り方で作れますが、ここでは紙とハサミだけで作れる簡単な作り方をご紹介します。大・小さまざまなサイズの星を作り、輪つなぎのようにアレンジするのもおしゃれですよ。
【作り方】
- 折り紙を縦の長さが20〜25cmくらいになるように細長くカットする
- それぞれ1〜2cm程度の幅になるよう山折り・谷折りを10回繰り返してじゃばら状にする
- 余った部分は切って長さを調節する
- 星型になるよう形を整え、端をのりで貼り付ける
織姫と彦星
七夕の象徴の織姫・彦星。お飾りとして作れば、笹が華やかな仕上がりになりますよ。作り方は複数ありますが、今回はその中でも最も簡単なトイレットペーパーの芯を活用した立体的な織姫・彦星を作る方法をお伝えします。
【作り方】
- 2本のトイレットペーパーの芯それぞれにきれいな柄の折り紙を巻きつけてボディを作る
- 別の紙で織姫と彦星の顔を作る(絵を書いてもOK)
- 顔をボディに貼り付ける
折り紙とはさみで手軽にかわいい七夕飾りを作ろう!

伝統行事・七夕で定番の笹飾り製作は、指先を多く使う作業ですので、小さなお子さまと一緒に取り組む遊びの一環としてもおすすめです。今回の記事でご紹介したアイデアをいくつか組み合わせて、豪華な七夕飾りを作ってみましょう。
折り紙を準備するときは、ぜひはさみが不要な「おりがみ工場」をご活用くださいね。