介護用の名前シールをご紹介|貼る位置から使い方まで
老人ホームなど介護施設に入居する際には、衣類を中心とした持ち物に「名前付け」することをおすすめします。共用スペースが多く、持ち物の混同も起きやすいので、トラブル防止につながります。
しかし、すべての持ち物に名前を書いたり、書く位置を考えたりしていては、膨大な時間がかかってしまうでしょう。そんなときは、介護用の名前シールが役立ちます。 この記事では、介護用の名前シールの使い方から名前付けに便利なグッズまでご紹介します。名前付けの手間を省き、負担少なく準備が進められるように工夫していきましょう。
介護用の名前シールの使い方
介護用の名前シールは、共同生活する場所で自分の持ち物であることを明示するために使用します。とくに衣類の紛失はトラブルの元になりやすいです。誰のものかわからず長い間放置されると、廃棄されてしまうケースもあるでしょう。
廃棄後に本人がないことに気づき、職員の方との関係が悪化したケースもあるので要注意です。まずは、老人ホーム入居時に必要な持ち物リストの一例を見ていきましょう。
- 季節に応じた衣類
- タオル類
- 衣類ケース
- うち履きスリッパ
- シーツ(施設によってはリース可能)
そのほか日用品も必要で、名前付けをしなくてはならないものはたくさんあります。では、介護用の名前シールはどこに貼るのが最適なのでしょうか?
介護用の名前シールはどこに貼る?
結論から言うと、介護用の名前シールは洗濯タグに貼るのがおすすめです。名前シールを貼る位置を決めておくと、所有者だけでなく職員の方にとっても迷いにくくなって便利ですよ。
さらに、衣類の洗濯タグに名前シールを貼れば、着用時にシールが目立ちません。見た目を自然に保ったまま名前付けができるので一石二鳥です。洗濯タグがない衣類は、タグがある場所の付近に名前シールを貼るといいでしょう。肌に当たる心配がある方は、マーカーやスタンプで対処するのがおすすめです。
介護施設の洗濯方法に違いあり|私物は名前付けが基本
介護施設では、施設側で洗濯を行うことが多いです。ただし、施設ごとに対応が異なります。
例えば、施設の洗濯機で職員の方に洗ってもらえるパターンや、洗濯業者に外注していて週に1~2回、回収されるパターンなどがあります。個人で洗濯ができる場合でも洗濯機は共用なので、トラブル回避のためにも名前付けを徹底しておいたほうが安心です。
シールは剥がれる?油性ペンでも洗濯で消えてしまう?
衣類は洗濯が必要なため、名前付けに関しては以下のような懸念があります。
- シールだと剥がれる
- マーカーで書いても色が落ちる
シールを貼り直したり、手書きで書き直したりするのは手間を感じやすいです。数が多くて作業が面倒になると、名前付けをしなくなってしまうこともあるでしょう。
そのため、名前付けの際は基本的に剥がれにくく、耐洗濯性の高い介護用の名前シールを使うのがおすすめです。
介護用の名前シールに最適!厳選グッズをご紹介
介護用の名前シールとして最適なシヤチハタの商品をご紹介します。シールよりも手書きのほうが安心という方には、手書き用マーカーとスタンプがおすすめです。
布に貼れるお名前シール
「布に貼れるお名前シール」は、指で押して貼るだけで布製品への名前付けが簡単にできます。アイロン不要で洗濯しても剥がれにくい点も魅力です。マーカーで名前を書いて洗濯タグに貼っても使えます。
洗濯タグに貼るコットンシール
洗濯タグ用のコットンシール「洗濯タグに貼るコットンシール」もあります。洗っても剥がれず、Tシャツから厚手の服まで幅広く活用することができます。 こちらもアイロンを使わず貼れるため、名前付けの手間を大幅に削減可能です。洗濯タグが肌と擦れる心配がある方は、洗濯しても落ちにくい「布用おなまえマーカー」で書くことをおすすめします。
布用おなまえマーカー
「布用おなまえマーカー」は、にじみにくく洗濯しても落ちにくいマーカーです。複数のカラーがあるので、さまざまな色の布に対応できます。
名前を書くのは、以下のような場所がおすすめです。
- Tシャツ、上着類:洗濯タグ付近、裾の裏生地
- ズボン類:腰回りの裏側、裾の裏
上記の場所に名前を書けば見た目を損なわず、書いてある場所も統一させることができます。また、しっかりと発色するインキが使われているので、濃い色の布に使用できるのも嬉しいポイントです。
作業を効率化できる名前スタンプ
「おむつポン 大人用」は、紙・プラスチック・金属・布・木といったあらゆる素材に名前付けが可能なスタンプです。はっきりと見える文字サイズで、押すだけで簡単に名前付けができます。
職員の方や他の入居者にもわかりやすく、万が一紛失しても安心です。小さいサイズのスタンプもあるので、併用すればあらゆる名前付けの負担を減らせます。
どこでも持ち物スタンプ
「どこでも持ち物スタンプ」は、水に強くコンパクトで便利なスタンプです。こちらも紙・プラスチック・金属・布・木などにスタンプできます。
自分と同姓の入居者がいる可能性も考慮して、フルネームを入れるのがおすすめです。文字数は二列で最大8文字まで入れられるため、ほとんどの方がフルネームのスタンプを作成できるでしょう。
名前付けは紛失のリスクはもちろん、職員の方や他の入居者とのトラブル回避にも役立ちます。今回ご紹介した便利グッズを使って名前付けの手間を削減し、入居者の快適な生活を実現しましょう。