靴下の名前付け方法|介護施設・老人ホーム入居・通所時にあると便利なグッズ7選
ご家族さまやご本人さまが介護施設や老人ホームへ入居・通所する際は、すべての持ち物への名前付けが必要です。しかし、書くスペースへの狭い靴下をはじめとする小物へ名前を付ける場所や方法に悩んでしまいますよね。そもそも、持ち物への名前付けに抵抗感を覚える方もいるかもしれません。
この記事では、介護施設・老人ホームへの入居・通所時に靴下へ名前を書かなければならない理由と、名前付けに適した位置をご説明します。名前付けがぐっと楽になる便利グッズもご紹介しますので、作業負担を軽減し、余裕をもって準備を進めたい方はぜひ参考にしてください。
介護施設・老人ホームは衣類等の名前付けが基本
はじめに、介護施設・老人ホームへの持ち込む衣類に名前付けが求めれる理由と、靴下などの小物類に名前を書くべき場所をご説明します。
靴下をはじめとする衣類への名前付けが求めれる理由
介護施設・老人ホームで持ち物に名前を付けなければならない理由は、トラブル防止と職員の方の負担軽減のためです。生活する場所の一部を他者と共同で使用するうえ、持ち物の管理・使用の多くが共有スペースで行われることから、名前が書かれていないと誰の所持品かわからなくなってしまいます。
また、一般的に介護施設・老人ホームでは衣類をまとめて洗濯・乾燥しますの取り間違いを防ぐには自分の持ち物であることを明確にする配慮が必要です。そうでなければ、職員の方もすべての方の持ち物を把握することは難しいため、負担をかけてしまいます。
靴下に名前を書く場所
まず前提として、靴下に限らず名前を付ける場所に指定があるなら、必ず従ってください。特に指定が無い場合、靴下への名前付けに最適な場所は足裏の土踏まずの部分です。ほかの場所と比べて伸縮する回数が少ないため、付けた名前が長持ちします。また、土踏まずよりは書いた名前が消えやすくなりますが、履き口のゴム部もしくはつま先でもOKです。できる限り、パッとみてわかりやすい場所に名前を付けて置くよう心がけましょう。
◇靴下の名前付け場所や付け方のコツを詳しく知りたい方はこちら
靴下の名前付けに良い3つの方法
次に、靴下への名前付けに便利な3つのグッズをご紹介します。
布用ネームペン
最も低コストかつスタンダードな名前付け方法は、ペンによる手書きです。ただし、通常の油性ペンだとにじみやすいため、必ず布用のものを使用してください。介護施設や老人ホームでの洗濯は、業務用機器の使用もしくは業者への外注が多いことから、ペンだと衣類に書いた名前が薄れやすい傾向にあります。定期的に名前をチェックし、消えていたらその都度書き直しましょう。
◇おすすめの布用ネームペンはこちら
おなまえマーカー
布にくっきりときれいに書けるネームペンです。スラスラガイド付きで、書きづらい布製品に書くときでも文字がゆがむ心配がありません。洗濯に強く、布以外のさまざまな素材に使用できますので、1つ持っておくと助かるお役立ちアイテムです。
衣類用お名前シール
靴下への名前付けをより簡単かつきれいに済ませたいときは、お名前シールがあると便利です。お名前シールには、アイロン接着タイプとノンアイロンタイプの2種類があり、それぞれ以下のような特徴があります。
種類 | メリット | デメリット |
アイロン接着タイプ | ・接着力が高く耐久性がある | ・アイロンをかける手間がかかる |
ノンアイロンタイプ | ・名前付け作業が簡単 | ・はがれやすい |
お名前シールは消耗品であり、はがれたりひどくシワがよったりするたびに貼りなおす必要があるため、多めに準備しておくことをおすすめします。
◇おすすめの衣類用お名前シールはこちら
洗濯タグに貼るコットンシール
簡単に貼れて、洗っても取れたりにじんだりしにくい無地のお名前シールです。使い方は、シールに名前を書いてタグに貼るだけ。アイロン不要で貼れるため、名前付け作業の負担が大きく軽減します。
布に貼れるお名前シール
柄入りのお名前シールを使いたい方はこちらがおすすめ。大人でも使いやすいシンプルでかわいい4種類の柄がセットになっています。
布にも押せるお名前スタンプ
手軽さとコストパフォーマンスを重視する方には、布にも押せるタイプのお名前スタンプがおすすめです。お名前スタンプなら、靴下への名前付け作業がポンっとひと押しで完了します。布だけではなく、プラスチックや金属、木などさまざまな素材に押せるうえ、繰り返し使えて経済的です。
なお、靴下など名前付けスペースが狭いグッズにはミニサイズのスタンプがぴったり。小さくてパッと見てすぐ判別しやすいフォントを選んでください。
◇おすすめのお名前スタンプはこちら
どこでも持ち物スタンプ 氏名印タイプ【メールオーダー式】
小さな持ち物にぴったりのサイズのお名前スタンプです。油性の顔料インキが使用されているため、布をじはじめとする幅広い素材にポンポンと押せます。小さくて持ち運びやすいため、バッグに常備しておけば気づいたときにすぐに押せて便利です。
介護施設への入居時に準備すべき持ち物リスト
介護施設・老人ホームへ入居・通所するときは、設備によっても異なりますが、準備すべきグッズがたくさんあります。もちろん、すべての持ち物には名前を付けなければなりません。
以下では、介護施設・老人ホームの入居前に備えておくべき持ち物を3つのジャンルに分けてリスト化しました。準備ができ次第、名前付け作業を進めておきましょう。
着替えやリネン類
介護施設・老人ホームへの入居・通所に必要な着替え・リネン類には、主に次のようなものがあります。
- 衣類
- 紙おむつ
- 上履き・スリッパ
- 靴
- タオル
- シーツ
上記のうち、施設によってはリース可能なものもあるため、基本的には施設ごとの指示に従って準備してください。また、洗濯の頻度は施設によってさまざまですので、多めに持っておくと安心です。
身の回りの日用品
介護施設・老人ホームでのせいかつに必要となる身の回りの日用品の例としては、下記のようなものが挙げられます。
- 洗面・入浴用品(歯みがきセット、シャンプーなど)
- 爪切り
- 耳かき・綿棒
- ヘアブラシ
- 手鏡
- 常備薬
- 皮ふの保湿剤
上記に加え、男性なら髭剃り用品、視力の悪い方には老眼鏡、入れ歯を使用している方の場合はそのケアグッズも必要です。
日々の生活がよりよくなるグッズ
以下は、介護施設・老人ホームで必須となるわけではないものの、備えて置けばQOL(生活の質)の向上に一役買ってくれるグッズです。
- 衣類ケース
- ハンガー
- 食器・カトラリー
- おしゃれ衣類
- 娯楽用品
本人にとって使いやすいグッズやお気に入りのアイテムがあると、日々の生活が楽しく送れます。ただし、施設によっては持ち込み禁止されている場合もありますので、必ず事前に確認してから揃えてください。施設を利用するご本人さまの好みに合わせて選んだあとは、きちんと名前を書いて入居・通所に備えましょう。
介護施設・老人ホーム入居・通所持の名前付けによくあるお悩み
ここでは、ご家族さまが介護施設・老人ホームに入居・通所する際の名前付けに関して、よく寄せられる疑問やご質問を集めました。
黒や濃色の靴下に名前を書いても見えない
黒や濃色の靴下に名前を書くときは、白やパステルカラーのネームペンをおすすめします。もしくは、白地のお名前シールを貼るのもわかりやすいでしょう。
◇黒・濃色にも書ける布用ネームペンはこちら
布用おなまえマーカー
濃色の布への名前書き専用のマーカーです。カラーはパステル調の全5色。書くときや洗濯でにじんだり薄れたりしにくく、書いた名前が長期間きれいに残ります。
靴下へ名前をきれいに付けられない
靴下には起毛した生地が使われていることが多く、普通に書いたりスタンプを押したりするだけではにじみやかすれが生じやすくなっています。そこで、きれいに名前を書くコツは、靴下表面の凸凹をできる限り少なくすることです。名前を付ける部分の生地を引っ張り、しっかりとシワを伸ばしてから名前を付けてみてください。
靴下以外の衣類に名前を書く位置がわからない
靴下を含め、介護施設・老人ホームへ持参する衣類に名前を書く位置は、基本的に施設の指示に従ってください。もし特に指定がないときは、洗濯表示やブランドのネームタグ部分をおすすめします。生地に名前を直書きすると、色や柄によっては見えづらいうえ、人目に触れやすくなり気になる方も多いためです。
タグが肌への刺激になるなどの理由から切り離している場合には、衣類の裾の部分に書くとよいでしょう。
◇靴下を含む衣類全般に使えるお名前スタンプはこちら
ポンピタ おなまえスタンプ 大・小文字セット
キャップレスかつインキ内蔵型でポンポン押せるネームスタンプです。大・小サイズの印面がセットになっており、縦・横のどちらの向きにも対応できるため、持ち物のスペースに応じて変えられます。
介護用おむつへの名前書きに手間がかかる
介護用のおむつへの名前付けには、スタンプが最適です。持参するすべての枚数に名前を付けなければならないため、直書きだと手間がかかります。シールを使う手もありますが、消耗品のため費用がかさむのが難点です。
スタンプなら、名前付けがサッと済ませられます。さらに、インキ補充で繰り返し使えるため、コストパフォーマンスも抜群です。一目でわかるように名前を付ける必要がありますので、大き目サイズのお名前スタンプを選んでください。
◇介護用おむつへの名前付け専用グッズはこちら
おなまえスタンプ おむつポン 大人用【メールオーダー式】
おむつ専用の特大お名前スタンプです。乾きも速く、名前付け作業の時間を大幅に短縮できます。ほかのネームスタンプ同様、プラスチック・金属・木へのスタンプも可能です。
介護施設・老人ホームへの入所・通所の準備はお助けグッズで省力化!
介護施設・老人ホームへの入居時の名前付けは大変ですが、お助けグッズがあれば作業の手間が省けます。スタンプやシールをうまく活用して、仕事や家事の合間に名前付け作業をサッと済ませてしまいましょう。
「シヤチハタオフィシャルショップ」では、今回ご紹介したグッズのほかにも、名前付けに使えるさまざまなお役立ちアイテムを取り揃えています。持ち物の種類やサイズ、色に合わせて、ぴったりのアイテムをみつけてくださいね。