父子家庭で仕事と育児を両立する方法とは?シングルファザーの悩みと子育て術
離婚する夫婦が増加傾向にあるのと同時に、父子家庭の世帯数も年々増加しています。母親よりも父親のほうが経済力があると思われがちですが、ひとり親で仕事と育児を両立させることはとても大変です。
今回は父子家庭の方に向けて仕事と育児を両立させる方法についてご紹介します。
父子家庭でよくある悩み
現在、日本におけるひとり親家庭の数は、約142万世帯といわれています。内訳は母子家庭が約123万世帯であるのに対して、父子家庭はわずか約19万世帯(※)。
父子家庭は圧倒的に世帯数が少ないことから、父子家庭に対する理解が進んでおらず、大変な思いをしているお父さんたちがたくさんいるのです。ここでは、父子家庭でよく挙げられる悩みについてご紹介します。
厚生労働省「全国ひとり親世帯等調査(旧:全国母子世帯等調査)」
育児休暇・時短勤務がしにくい
厚生労働省が実施した「全国ひとり親世帯等調査」の結果によると、平均世帯年収は、母子家庭が243万円であるのに対して、父子家庭は420万円となっています。この調査から、父子家庭は母子家庭よりも年収が高い傾向があることがわかります。
しかし、多くのお父さんはこの収入を維持するために長時間労働を行う必要があるだけではなく、勤務先によっては男性社員が育児休暇・時短勤務などの制度を利用しにくいといった課題・悩みを抱えています。
育児の悩みを周りに相談しにくい
厚生労働省による調査からもわかるように、父子家庭は世帯数が少ない傾向があります。そのため、同じような悩みを抱える相談相手を見つけたり、近所の子育てコミュニティに入っていったりすることは難しいもの。こうした背景から、育児や家事などの悩みを抱え込んでしまうお父さんが多いといわれています。
ひとり親家庭に向けた児童手当や医療費の支援制度も存在しますが、コミュニティなどで情報共有が得られず、申請に手間取ったり知らないままになってしまうケースもあります。また、男性がそうした支援を受けることへの世間体が気になって申請をしないなども意外な問題点として挙げられます。
家事のハードルを高く感じてしまう
家庭内においても男女平等が進んできているとはいえ、家事のハードルを高く感じてしまう男性がいることも事実です。毎日フルタイムで仕事をし、慣れない家事をこなしている間にストレスが溜まってしまいます。
思春期の娘への対応が難しい
思春期に差し掛かった子どもは、心身ともに成長していきます。とくに、生理などはお父さん自身が経験したことがないため、どのような配慮が必要なのか、何を用意するべきなのかといった対応が難しいもの。インターネットを通して情報収集することもできますが、正しい情報を見極めることが求められます。
父子家庭で仕事と育児を両立させるためにできること
父子家庭のお父さんは、特有の悩みを抱えているといわれています。そうした悩みを一つひとつ解決できるように、父子家庭で仕事と育児を両立させるためにできることについてご紹介します。
男性の子育てに理解のある会社に転職する
子どもが小さいうちは突然熱を出したりすることがあり、そのような時は欠勤や早退、リモートワークへの切り替えなどが必要になります。急な申し出であっても、シングルファザーへの理解がある職場であれば、仕事と子育てを両立しやすくなります。
「現職が社員に対する配慮がない」といった場合は、リモートワークや時短勤務の制度が整備されている職場への転職を視野に入れてみるのもよいでしょう。
地域の子育て支援サービスを利用する
多くの市区町村では、ひとり親世帯への支援策として児童扶養手当や医療費支援制度などを設けています。金銭面の支援だけではなく、延長保育が可能な学童保育などを上手く利用することで、仕事と育児を両立させることができるでしょう。
食材宅配サービスを利用する
食材宅配サービスとは、インターネットで購入した肉や魚、野菜といった食材を自宅まで配達してくれるサービスのことです。「仕事・育児・家事で買い出しに行く時間すらない」といった場合でも、食材宅配サービスを活用すれば、買いものの負担を削減できます。
また、とくに忙しいときは、冷凍弁当の宅配サービスがおすすめです。冷凍弁当を電子レンジで解凍するだけで簡単に食事の準備をすることが可能になるので、サービスを上手く利用して、家事の負担を減らしていきましょう。
積極的に便利グッズを取り入れよう!
今回は父子家庭において仕事と育児を両立させるためにできることについてご紹介しました。
父子家庭は世帯数が少なく、社会的な理解が進んでいないといった実態があります。しかし、お父さんの負担を少しでも少なくするために、さまざまなシーンで使える便利グッズが販売されています。
お名前付けグッズ
育児において、お名前付けが必要なタイミングは多々あります。アイテム数によってはかなりの負担になるので、グッズを活用してみてはいかがでしょうか。
おなまえスタンプ
学校で使う用具に一つひとつ名前を書いていくのは非常に手間がかかりますが、シヤチハタの「おなまえスタンプ」を使うことでスタンプをポンっと押すだけで簡単に名前を入れることが可能になります。
水ににじまず落ちにくい油性の専用インキだから、紙はもちろんプラスティック・金属・布・木にも押せるため、くつ下や洋服など素材を選びません。便利グッズを使って育児の負担を少しでも減らしていきましょう。
おむつポン
保育園に持たせるおむつには一枚一枚名前を書かなければいけませんが、単純作業の割に時間がかかり非常に手間です。また、お父さんの中には「字がきれいではないから恥ずかしい」と書く行為自体に消極的な方もいるかもしれません。
そんなときは、「おむつポン」を使用すれば大量のおむつの名前書きがスムーズに行えます。名前は大きめに印字されるため視認性がよく、ポンっと押すだけでひと目で名前が確認できるので便利です。時短を目指したいお父さんにおすすめのアイテムといえるでしょう。
数量限定『おやすみパンツ』プレゼント!
※追加印面セットはプレゼント対象外。
布に貼れるお名前シール
「布に貼れるお名前シール」は、学用品や衣類に名前を書いたシールを貼るだけと便利です。指で押すだけで貼れる簡単タイプなので、忙しい時間を割いてアイロンをする必要もありません
「アイロンがけは苦手」というお父さんはとくに安心して利用できるアイテムです。にじみ防止加工がされているため、何度も書き直す手間が省けます。
のびっこくつしたラベル
「のびっこくつしたラベル」も名前を書いて貼るだけの簡単仕様。ラベルは生地に合わせて伸びるため、子どもに靴下を履かせる際にもラベルが剥がれる心配がありません。
また、保育園の先生に誰の持ちものかすぐにわかってもらえるので紛失リスクが軽減されるほか、同じ形状のシールを靴下に貼ることで子どもが自ら自分の持ちものだという認識を持ちやすくなります。
その他の便利グッズ
お名前書き以外にも、たくさん記入が必要な書類や、なかなか習慣化できない手洗いなどに最適なグッズもありますよ。
一行印
役所や保育園、小学校などへ子ども関係の書類を提出する際、毎回住所や名前を書いているお父さんもいるでしょう。
しかし、「直筆で」と指定されている書類以外はスタンプで対応してもとくに問題はないため、シヤチハタの「一行印」を使って時短しましょう。連続なつ印も可能なので、住所記載の提出書類が多いときは重宝しますよ。
これ1つでOK!
おててポン
「子どもが手洗いをしてくれない」「手洗いを促しても水洗いだけで終わろうとする」などと悩むお父さんにおすすめなのが「おててポン」です。
子どもの手にポンっとスタンプすることで石けんでの手洗いを促しやすく、「スタンプが消えるまでにかかる時間=手洗い時間の目安」が目に見えてわかります。インキには食用色素を使用しているため安全性に問題はありません。バイキンマークのスタンプが子どもの手洗い習慣をサポートしてくれますよ。
なお、キャップレスタイプもあるのでお好みのものを選んでみてくださいね。