フェイスペイントを楽しむ!絵の具選びのポイントとおすすめマーカー
スポーツ観戦やハロウィンなど、イベントを盛り上げるフェイスペイント。おうち時間でも非日常感を演出できることから、改めて注目を集めています。
子どもと楽しみたいと考えているママ・パパの中には、「絵の具など何を使えばいいかわからない」とお悩みの方もいるかもしれません。フェイスペイントやボディーペイントを安心して楽しむなら、「フェイスペイント専用マーカー」がおすすめです。
今回は、フェイスペイントにマーカーがおすすめな理由、使用する絵の具やインキ選びのポイントや必要な道具、描き方・落とし方などについてご紹介します。フェイスペイントを楽しむうえでの注意点についてもお伝えしますので、ぜひ最後までご覧ください。
フェイスペイントにはお手軽で低刺激な専用マーカーがおすすめ!
フェイスペイントをする際、絵の具を使用しようと考える方は少なくありません。もちろん絵の具でもフェイスペイントはできますが、筆を使用するため出先では使いにくく、肌への刺激が気になる方もいるでしょう。
絵の具の代わりにおすすめしたいのが「マーカー」です。マーカーなら持ち運びしやすく、絵画用の筆よりも文字や絵を描きやすいというメリットがあります。また、カラーバリエーションが豊富なのでペイントのテーマに合った色を探しやすいです。パステルやメタリックなど個性的な色合いもあるので、フェイスペイントがより楽しめるはずです。
近年は、文字を書く通常のマーカーよりも低刺激で落としやすい「フェイスペイント専用のマーカー」も登場しており、子どもでも扱える便利さから人気があります。フェイスペイントをしたい方は、ぜひフェイスペイント専用のマーカーを使ってみてください。
なお、記事内「スポーツ観戦やイベントに!フェイスペイントマーカーで盛り上がろう」にておすすめのマーカーをご紹介しています。ぜひ、ご参考にしてくださいね。
フェイスペイントで使う絵の具選びのポイント
「フェイスペイントには専用マーカーがおすすめ」とお伝えしましたが、「家にあるもので済ませたいから絵の具がいい」という方もいるかもしれません。もちろんフェイスペイントは絵の具でもできますし、筆を使い慣れている方ならきれいにペイントできます。
しかし絵の具には種類があり、フェイスペイントにはそぐわないものもあるため使用の際には注意が必要です。フェイスペイントに使用する絵の具を選ぶときには、以下のポイントを参考にしてみてください。
絵の具の性質
フェイスペイント用の絵の具には、「水性」と「油性」があります。
水性の絵の具は水に溶けるため伸びが良く、ペイント後にも水で簡単に落とせます。中には乾燥後に水や汗で落ちにくくなるものもあるため、途中で落ちてしまうのが心配な方は購入前に確認しましょう。
一方、油性の絵の具は水をはじき、ぺったりと肌につくような使用感です。水性絵の具ほど伸びないため、広い面に塗る際は多めに使用する必要があります。水や汗に強く、ちょっとしたことで崩れないため、舞台などのメイクでも使用されています。
なお、フェイスペイント用の絵の具には、天然ゴム成分が含まれたものもあります。乾燥後は剥がせるようになりますが、固まるのが早いので細かい絵を描くにはあまり向きません。
また、ラテックスアレルギー(天然ゴム製品使用による皮膚障害)が生じる可能性があるので、肌が弱い方や子どもへの使用は控えるようにしましょう。
参考:ラテックスアレルギー|消費者庁・厚生労働省・経済産業省
絵の具のほかにどんな道具が必要なの?
フェイスペイントでは、絵の具以外に筆やスポンジ、パレットが必要になります。
筆
筆は肌に触れるものなので、できるだけ毛先の柔らかいものを選ぶようにしてください。フェイスペイント用の筆は毛先がやわらかく、持ち手が短いのが特徴です。しかし、中には持っている筆で代用したい方もいるでしょう。その際は、水彩用やアクリル用の絵筆で、かつ毛先がやわらかいものを選びましょう。
スポンジ
スポンジは、フルフェイスペイントを行う際に便利です。スポンジの面にさまざまな色を付けて肌に塗れば、手軽にグラデーションをつくれます。色をぼかす際にも使えるため、優しい色味に仕上げることも可能です。 市販のスポンジでも代用は可能ですが、フェイスペイント用のスポンジのほうが吸水性が良く、柔らかいため、肌の弱い方や子どもに使用する際は専用のものがおすすめです。
パレット
パレットは、絵の具を混ぜる際に使用します。手持ちの絵の具用パレットを使用しても良いですし、水性絵の具を使用する場合はガラスや陶器のお皿でも代用可能です。
ラメジェル&ラメパウダー
フェイスペイントの仕上げに差を付けたいなら、ラメジェルやラメパウダーを使ってみてはいかがでしょうか。動物など人気のペイントはほかの人と被ることもありますが、ラメジェルやラメパウダーを使うことで差別化でき、特別感を演出できます。興味のある方はぜひ試してみてください。
また最近では、道具を準備せずにフェイスペイントを楽しめるマーカータイプなども販売されています。扱いが簡単で片付けにも手間がかからないため、初心者の方におすすめです。
フェイスペイントの描き方・落とし方
初めてフェイスペイントをする方は、ぜひ以下を参考にしてみてくださいね。
フェイスペイントの描き方
フェイスペイントの道具を準備したら、デザインを決めましょう。初めての場合は、5cm四方程度の大きさでデザインを決めると描きやすいですよ。すぐに顔に描くと失敗する可能性があるため、スケッチブックなどに描いて練習することをおすすめします。このとき、何色で塗るのかまで決めておくとスムーズです。
デザインが決まったら、描き始めます。専用の絵の具やマーカーを使ってアウトラインを一気に描き、色を付けていきます。スケッチブックに書いた絵と見比べながら行うと、作業時間を短縮できるはずです。
なお、フェイスペイントを行う前に洗顔で皮脂を洗い流すと、絵の具がきれいに乗りますよ。
フェイスペイントの落とし方
フェイスペイントを落とす際は、クレンジングオイルやクリームなどを使用しましょう。絵の具の中には水で落とせるものもありますが、洗い残しがあると肌への刺激になってしまうため、洗顔などを使ってきれいに落としてください。
お肌の弱い方は必ずパッチテストを
フェイスペイント専用の絵の具といっても、人によって肌への刺激には差があります。そのため、フェイスペイントを行う前にパッチテストを行いましょう。
足や腕の内側などに絵の具を塗り、数分間様子をみて見てください。もしも肌が赤くなったり腫れたりした場合は、絵の具の使用を避けましょう。
「パッチテストは大丈夫だったけど少し不安」という方もいるかもしれません。そういった方は、絵の具を塗る前に化粧水や乳液で肌を保護し、長時間の使用を避けてフェイスペイントを楽しんでください。
スポーツ観戦やイベントに!フェイスペイントマーカーで盛り上がろう
フェイスペイントやボディーペイントが気軽に楽しめる、シヤチハタの「フェイスペイントマーカー」。筆タイプのやわらかな描き心地で、細い線も太い線も自由自在。ワンポイントの小さい絵柄も思いのまま描けるほか、水性インキなのでクレンジングで簡単に落とせます。顔に塗っても大丈夫なのもうれしいポイントです。
「フェイスペイントマーカー」はカラーバリエーションが豊富です。全部で20色あり、ベーシックカラーのほかに「パステルカラー」や「メタリックカラー」もあるので、色選びが楽しくなります。
一本から購入できるのでお好みの色のみを集めることもできます。また、「フェイスペイントマーカー」では4色セットも3種類展開しています。
4色セット1は“太陽がまぶしい朝”をイメージした黄色・緑色系の組み合わせで、「ゴールド」「イエロー」「イエローグリーン」「パステルグリーン」の4色がセットになっています。
4色セット2は“明るい午後の活動的な様子”をイメージした、青系・赤系のはっきりした色の組み合わせです。「メタリックブルー」「パステルブルー」「レッド」「パステルピンク」の4色がセットになっています。
4色セット3は“キャンディやお菓子などのスイーツ”をイメージした淡い色合いでまとめられています。「シルバー」「パステルピンク」「パステルブルー」「パステルグリーン」の4色セットです。
好きな組み合わせがある方は、単色ではなくセットを選んでみるのもおすすめですよ。自分だけのお気に入りの色の組み合わせを探してみてくださいね。
使用・保管・取扱いの注意点もチェック
フェイスペイントマーカーはパッチテスト済みですが、すべての方に皮膚トラブルが起こらないわけではありません。お肌に傷や湿疹などの異常がある方、アレルギーがある方、敏感肌の方は使用を控え、それ以外の方は事前に腕の内側などでパッチテストを行ってください。
使用前には汗や水分を拭き取り、目の周りや唇など粘膜に近い部分は避けて安全にフェイスペイントを楽しんでください。万が一、目や口に入ってしまった場合は、速やかに水またはぬるま湯で洗い流しましょう。
保管時は高温の場所を避け、キャップをして横向きにします。落としたり激しく振ったりすると破損によるインキ漏れが起こる可能性があるため、注意してください。開封後、長く放置するとホコリや雑菌によって品質が変化する可能性があるため、早めに使い切りましょう。
家族みんなでフェイスペイントを楽しもう!
フェイスペイントは専用の絵の具や道具があり、子どもから大人まで幅広く楽しむことができます。慣れないうちは細かな絵を描くのは難しいかもしれませんが、何度も練習すれば上達します。
スポーツ観戦やハロウィンなどのイベント、誕生日などの特別な日にも、フェイスペイントはおすすめです。ぜひ家族や友だちと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。