ペンケースは小さめがいい?社会人の文房具持ち運び術
こだわりの文房具を集めていると、ついつい持ち歩くペンなどが増えてしまいますよね?ただ、ビジネスシーンでは取り出しやすさなどの観点からコンパクトに収まる、小さめのペンケースが好まれる傾向にあります。
今回は、社会人に小さめのペンケースが推奨される理由、ペンケース選びのポイント、ケースなしでまとまる文房具シリーズ「BLOX」についてご紹介します。
社会人のペンケースは小さめがおすすめ
「持ち歩く筆記具は少ないほうが取り出しやすく効率的」といわれることがあります。
ペンの色をメモやスケジュールの内容ごとに使い分ければ見やすく効率的になる一方、どの色が何を表しているのか、など書く際に「選択肢」が増えると知らないうちに脳のリソースを使ってしまいます。
ペンケースを小さめにして持ち歩く筆記具を少なくすれば、どのペンを使うか選択する必要がなくなり、さっと取り出して仕事に向かえます。なお、持ち歩く筆記具は書き心地や使いやすさ、好みなどさまざまな視点から最も自分に合うと思えるものを厳選することが大切です。
社会人のペンケース選びのポイント
社会人のペンケース選びで、サイズ以外の色やデザイン、素材についてのポイントをご紹介します。
シンプルで控えめな色を選ぶ
ビジネスで使用するペンケースは、できるだけシンプルで控えめな色を選ぶようにしましょう。
キャラクターものやデザインが奇抜で派手なものは社内だけ、またはプライベートでの使用がよいでしょう。クライアントと会う機会が多いビジネスパーソンの場合、目立ちすぎる色やデザインのペンケースは控えたほうが賢明です。
黒や白、グレー、ブラウン、ベージュなど、落ち着きのある色のペンケースはビジネスファッションにも合うためおすすめです。
用途に合わせて使い勝手の良いものを選ぶ
用途に合わせて使いやすいものを選ぶことも大切です。
例えば、外回りが多く、ペンケースを持ち歩く機会が多い方はコンパクトタイプがおすすめです。バッグの中にしまいやすく、スペースを圧迫しないため、取引先や営業先に出向く際もかさばりません。
また、デスクワークが多い方は、開閉口が大きく広がるペントレイ型が良いでしょう。机の上に置いて使うことが予想されるため、ペン立てのように使えるペンケースも使い勝手が良いでしょう。
ペン以外の文房具をたくさん持ち歩きたい方は、ポーチ型のように大きめタイプがピッタリです。予備として小さいサイズのものを用意しておけば、外回りの際にも荷物が抑えられます。
素材の持つ雰囲気で選ぶ
キャンバスやナイロン、レザーなど、素材によってペンケースの雰囲気は変わります。
例えば、ビジネスユースの落ち着いたものを選ぶなら、高級感のあるレザーがおすすめです。本革なら耐久性に優れているため長く使用できますし、使い続けることで持ち主の手にしっくりなじむようになります。一方、フェイクレザーは、比較的低価格で手に入るためレザーアイテムを気軽に持ちたい方に向いています。
自分の持ちものとの相性を考えながら、これだと思えるものを探してみてくださいね。
ペンケースに入れるものは?最低限持っておきたいもの
「たくさん持っておけば、いつか使うだろう」と考えがちな文房具ですが、日常生活で頻繁に使用するものは意外と限られています。以下では、最低限持っておきたい文房具をご紹介します。
ボールペン(黒・赤)
ボールペンは必須アイテムですが、たくさんの色が必要になるケースは少ないでしょう。ひとまず、黒と赤のボールペンがあれば、メモを取るのにこと足ります。
ボールペンは使用頻度が高いため、使い心地のいいものを選ぶことが大切になります。持ちやすいか、書いていて疲れないか、ペン先の細さはちょうどいいかなど、手になじむ一本を選んでみてください。
蛍光ペン
スケジュール帳やカレンダー、本などにマーカーを引いたり、日付に印を入れたりと、蛍光マーカーを使用するシーンは多くあります。たくさん持ち歩くとペンを取り出す際にかさばることもあるので、目立つ色、使い勝手のいい色を持ち歩き用に一本選び、ほかは自宅やデスク上、引き出しにストックしておきましょう。
シャープペンシル
社会人になるとボールペンの使用頻度は高くなる一方で、シャープペンシルを使用する機会は少なくなります。もちろん日常的に使用する方もいるでしょうが、使用頻度が低い場合、たくさんのシャープペンシルを持ち歩くのはかさばるのでおすすめできません。
シャープペンシルもボールペンと同様、使いやすさに着目して選ぶことが大切です。芯の硬さでも書き心地は大きく変わります。「これだ」と思う一本を厳選してくださいね。
消しゴム
シャープペンシルを使用する場合、消しゴムはなくてはならないアイテムです。一般的な角形の消しゴムでもいいですが、小さめのペンケースだと十分に収納スペースを確保できないかもしれません。
近年では、細身で省スペースなペン型の消しゴムも登場しているので、ペンケースの容量などをみて最適なものを選びましょう。
はさみ
はさみを使用する機会は、意外と多いもの。なくても困りませんが、業務によっては使用する頻度が高いため、いつ必要になってもいいように持っておきたい方もいるかもしれません。
一般的なはさみは場所を取るため、折りたたみできるタイプか、ペン型がおすすめです。小さめのものを選べば、細身のペンケースにも問題なく収納できますよ。
そのほか、書類を多く扱う場合は印鑑などを持ち歩くことがあります。同時に朱肉を使うことが多ければ、かさばる原因になるので、コンパクトに持ち歩けるケースを活用するのもおすすめです。
キャップ内部に朱肉が付いた印鑑ケース「シュティック」
「シュティック」はキャップの内側に朱肉が付いて、スタイリッシュに印鑑が持ち運べるケースです。カラフルな6色展開で、ボディーは金属製なのでビジネスシーンにも最適なので、なつ印の機会が多い方は重宝するでしょう。
多機能ペンとネーム印が一体になったネームペン
シヤチハタの「ネームペン ログノ」は、ボールペン(黒・赤)、シャープペンシル、ネーム印が一体になった多機能ペンです。書類の確認や検査印などで記入となつ印を同時に行なう機会があるかたにはぴったりですよ。
ネームペンはデザインや機能別にたくさんのシリーズが展開されているので、気になる方はぜひチャックしてみてくださいね。
ペンケースなしでまとまる!「BLOX」シリーズ
シヤチハタの「BLOX」シリーズは、三角形のボディーに凹凸がついた「連結式文房具」です。文房具同士の凹凸をブロックのように縦にも横にも組み合わせられるので、よく使用する文房具をひとまとめにできます。
ボールペン、サインペン、蛍光マーカー、シャープペンシルといった筆記具のほか、消しゴム(詰め替え式)やはさみも揃っています。
油性ボールペン
筆記具の中でも使用頻度の高いボールペンは、黒の0.7mm幅。ボディーカラーは、モカブラウン・ミントグリーン・ラズベリーピンクの3色です。
水性サインペン
水性サインペンは全18色が展開されており、0.4mm幅と細めなのでスケジュール帳などへの細かな記入にも便利ですよ。
蛍光マーカー
蛍光マーカーは筆幅4.0mmで、定番のイエロー・ピンクに加えて、グリーン・オレンジ・ブルー・パープルの6色展開です。
シャープペン
シャープペンシルは、0.5mm幅でカラフルなボディーデザインが目を引きます。
スティック消しゴム
スティック消しゴムは、消しゴム部分も三角形なので角を使って細かい文字もピンポイントで消すことができます。さらに詰め替えができ、経済的です。
スティック型ハサミ
スティック型はさみは、携帯しやすいペンタイプです。キャップとロック機能が付いているので、持ち運び中に誤って切れてしまう危険性もありません。カラーはブルー・グリーン・ピンクの3色で展開されています。
これらシリーズのアイテムなら、自由に組み合わせて連結することが可能です。ペンケースを持つ必要がないので、持ち運びにスペースをとったり、ごちゃごちゃして取り出しにくかったりする心配もありません。「できるならペンケースを持ち歩きたくない」という方にもおすすめです。
小さめのペンケースに必要なものだけを詰めよう
たくさんの文房具を持ち歩くと、いざ使用するときに選ぶ手間や時間がかかります。「選ぶ」というひと手間を減らすことで、業務に取りかかるスピードが上がるはずです。
多くの文房具を手元に置きたいという方は、小さめのペンケースに本当に必要なものを残し、デスク上や引き出しを活用してストック置き場をつくると多少無駄がなくなります。ビジネスシーンをスマートに演出するためにも、ぜひ上記を参考にしてみてくださいね。