手形アートのコツを伝授!簡単かわいいモチーフと子どもの肌にやさしいインキのアイテム7選
あっという間に大きくなる子どもたち。成長を感じるのはうれしい反面、もう少し手のかかる時期を楽しみたい、ゆっくり大きくなってほしいと願うママ・パパもいるのではないでしょうか?子どもたちの「いま」の記録を残したい、成長を見逃したくないという方には「手形アート」がおすすめです。
お子さんのデリケートな肌に使うため、絵の具やインキの安全性は気になるかもしれません。現在では、手形アート専用のインキを用いたアイテムも販売されているので、肌にやさしいインキを選んで安全に手形アートを楽しむことができますよ。
今回は、手形アートの概要、つくり方、赤ちゃんの手形をとる10つのコツをご紹介します。手形アートの専用インキやおすすめのクラフトアイテムについても合わせてご紹介するので、ぜひご覧ください。
手形アートとは
手形アートとは、子どもの成長記録である手形や足形をモチーフにしたアート作品です。手形や足形をさまざまな動物(ウサギ、ネコ、サカナ など)、お花などに見立てておしゃれにかわいく仕上げます。
子どもの手形や足形は、世界でたったひとつだけのオリジナル。想像力次第ではいろいろなアイデアを自由に生み出せるので、より特別な手形アートをつくれるはずです。お部屋に飾れば、親子の絆がぐっと深まるでしょう。
でき上がった作品はもちろん、作品づくりの時間も家族のすてきな思い出になるので、誕生日の恒例行事にしてもいいかもしれません。赤ちゃん(子ども)だけでなく、大人も気軽に楽しめるので、友だちとの思い出づくりにもピッタリですよ。
手形アートの材料&手順
手形アートの魅力は、「やってみたい」と思ってからすぐにできること。画用紙や絵の具などがあれば簡単にチャレンジできますが、初めて手形アートに挑戦する方にはシヤチハタの手形アート制作キット「First Art」がおすすめです。
ここでは、手形アート作家 やまざき さちえさんに考案いただいた手形アートのレシピをご紹介します。
用意するもの
※以下は、付属しています
・作品用台紙:3枚
・木製フレーム:1面
・飾り付けシール:3作品分
・スタンプパッド:各色1個(ももいろ・そらいろ)
・飾り付け専用ペン:1本(黒)
「First Art」のスタンプパッドは、手形アート専用のインキを使用しています。特殊なインキで肌にもやさしく、お子さんと安心して楽しめます。また、水洗いやウェットティッシュで簡単に落とせるため、終わったあとの片づけなども手間がかかりません。
「First Art」を使用せずに手形アートを行う際も、手形アート用のインキを用意して安全性をきちんと確認してから行うようにしましょう。
つくり方
1.台紙に手形・足形をとり、指を使って「ウサギの耳と尻尾」を足します。
2.付属のペンを使い、ウサギの顔を描きましょう。
3.見本を参考に、付属のシールを使って飾り付けをします。
4.完成です。
ワンポイントアドバイス
絵の具は水の分量調整が難しいので、手形アートに初めて挑戦するならスタンプ台(手形アート専用)がおすすめです。スタンプ台なら、手や足にポンポンとあてるだけで広い範囲に均等にインキを付けられます。
とくに、子どもは2歳くらいから手のひらにアーチができるので、インキが付きにくくなります。手のひらの真ん中や親指の付け根にもインキをしっかり付けて、手形を押す際もぎゅっと押しあてるようにしましょう。
「HAPPY BIRTHDAY」や「FOR YOU」などのメッセージを書いたり、日付を入れたり、子どもの名前や年齢、身長や体重などを書き添えたりすれば、よりすてきに仕上がりますよ。
赤ちゃんの手形を上手にとるコツ
赤ちゃんの手形・足形を上手にとるコツは、以下の通りです。
イメージトレーニングする
赤ちゃんの手形・足形をとるのは思った以上に大変です。インキを付けてからスタンプするまでの動線はスムーズか、赤ちゃんの体勢に無理がないかを確認し、事前にイメージトレーニングをしてみましょう。
爪を切っておく
赤ちゃんの手形・足形をとる前に、爪を切っておくことも大切です。もし、赤ちゃんの爪が伸びた状態でインキを付けると、爪の間に入ってしまいます。そうなると洗うときに落としづらくて困ってしまうので、「爪は長くないか」をチェックし事前に切っておきましょう。
雰囲気づくりで明るく楽しく
手形アートをつくるときは、子どもの気持ちを最優先にしましょう。手形アートは家族みんなで楽しむものなので、ママやパパだけが満足しても意味がありません。楽しく手形をとるために、赤ちゃん(子ども)が楽しめる雰囲気をつくってあげてください。
歌を歌ったり、話しかけたり明るい雰囲気づくりをすると、赤ちゃんにも伝わってニコニコしてくれます。もし言うことが伝わる年齢なら、手形をとる前にいまから行うことを説明してあげるのもよいでしょう。
子どもは好奇心旺盛ですが、何をやるかわからないと不安になってしまいます。「手形アートは楽しいもの」とわかってもらうためにも、しっかり話して安心させてあげましょう。先にママやパパ、兄姉が手形をとって見せると、興味をもってもらえるかもしれませんよ。
時間をかけない
手形・足形をとるときは、時間をかけないようにしましょう。
赤ちゃん(0〜5ヵ月ごろ)は手に触れたものを握ろうとする把握反射(はあくはんしゃ)があるほか、緊張や恐怖を感じると手を握ったり、足をバタつかせたりします。手足にインキが触れる感覚に驚き、泣いたり暴れたりしてしまうかもしれないため、手際よく短時間で済ませることを意識してください。赤ちゃんの機嫌がいいときに行うと、ぐずりにくくなりますよ。
なお、初めての手形アートは一人だと難しいので、家族に協力をお願いしてみてください。ママが赤ちゃんを抱っこしながらあやし、パパが手形をとる作業を進めるなど役割分担をすれば、短時間でスムーズに手形・足形をとることが可能です。
素早く押してゆっくり離す
赤ちゃんの手のひら・足の裏全体にインキを付けたら、紙に素早く押します。このとき、すぐに離すとインキがかすれてしまう可能性があるため、押したあとは3秒ほどキープしてゆっくり離すことがポイントです。
インキの量に注意しよう
インキを付けすぎると、紙の上で滑ってしまうことがあります。ズレて形がいびつになるのも個性的ですてきですが、きれいに押したい方はインキの量に注意してください。
汚れを防ぐ
手形をとるときに、赤ちゃんが手足をバタつかせると、服や床、壁などにインキが付着してしまうかもしれません。エプロンを着けたり、新聞紙を広げたりすれば汚れる心配がなく、片付けもスムーズですよ。
拭き取れる準備をする
赤ちゃんは、とくに生後5ヵ月くらいから好奇心が旺盛になり、手で掴んだものを何でも口に含みます。手に付いたインキも口に含もうとするため、手形・足形をとり終わったらすぐにインキを拭き取れるように、濡れタオルやウェットティッシュなどを準備しましょう。作業が終わったら、せっけんなどで赤ちゃんの手を洗ってあげてくださいね。
仕上げはインキが乾いてから行う
手形・足形をとり終わったあとは、すぐに仕上げを行ってはいけません。インキが乾く前に仕上げると紙が破れたり、ペンのインキがにじんだり、さらには装飾が剥がれたりする可能性があります。せっかくきれいに手形・足形が残せても台無しになってしまうので、インキが完全に乾いたあとに仕上げるようにしましょう。
寝ている間は手形をとるチャンス
もし、「赤ちゃんが起きているときに手形・足形をとるのが難しい」という場合は、寝ているときに行うのがおすすめです。寝ている間であれば、赤ちゃんが手足をバタつかせる心配がほとんどなく、スムーズに対応できます。ただし、寝ている間であっても一人で手形・足形をとるのは難しいので家族の協力が必要です。例えば、ママが赤ちゃんを抱っこし、その間にパパが手・足にインキを付けて紙に素早く押すというように作業を分担することで、スピーディに手形・足形をとることができます。
アイデア次第で魅力は無限大!人気のモチーフとは
手形アートは、ただ手形をとるだけでなくアイデア次第でさまざまなものがつくれます。そこで、こちらでは人気のモチーフをご紹介します。ぜひ、参考にしてみてください。
季節もの
季節もので人気の手形アートには、ハロウィンやクリスマスなどが挙げられます。
例えば、ハロウィンは紫色の紙に白インキを使って手形をつけ、仕上げに手のひら部分に顔を描くとおばけをモチーフにした手形アートがつくれます。このほか、こうもりやかぼちゃ、ミイラ、猫なども手形アートでつくれるのでハロウィンにまつわるモチーフでさまざまなデザインを楽しむことが可能です。
クリスマスの人気モチーフには、トナカイが挙げられます。手形でトナカイの体を表現し、仕上げにペンや色画用紙を使って顔と角を描けばクリスマスにピッタリな手形アートが完成します。
生きもの
植物や動物など生きものも手形アートでつくることができます。中でもとくに人気なのが、ゾウです。手形をつけて紙を逆さまにすると親指をゾウの鼻に見立てることができるので、あとは目や耳を描けば完成です。使用するインキは灰色だけでなく、青やピンクなどを使えばポップに仕上げることができます。
さらに、100円ショップに売っている目のシールや色画用紙を用いることで、立体感のある手形アートもつくることが可能です。
キャラクター
アイデア次第では、キャラクターを手形アート作品に仕上げることができます。
例えば、紙にお姫さまを描き、体部分に手形をつけることでドレスに見立てることが可能です。インキの色を変えればさまざまなカラードレスがつくれるので、アレンジを楽しむこともできますよ。
乗りもの
乗りもので人気のモチーフには、パトカーや消防車、新幹線などが挙げられます。紙に手形・足形をつけたあと、窓やタイヤなどを描けば完成です。乗りものはとくに男の子に人気なので、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
手形アートのモチーフについて詳しく知りたい方はこちら
デコレーション&アレンジで手形アートをもっとかわいくしよう
手形アートをもっとかわいくするなら、デコレーション&アレンジがおすすめです。
例えば、手形アートにペンで絵を描いたり、赤ちゃんの名前や月齢、日付を入れたりするだけでもグッとおしゃれに仕上がります。さらに、マスキングテープを使って縁取りしたり、お花の形に切って貼ったりすることにより、かわいくアレンジすることもできるでしょう。
もし、「絵やデコレーションが苦手」という方は、あらかじめイラストなどが描かれた紙を使用するのがおすすめです。インターネットには手形アートで使えるテンプレートがあります。例えば、鳥のイラストが描かれたテンプレートであれば、絵の上からトサカに見えるよう手形を押せば簡単にかわいい手形アートがつくれます。
このほか、かわいい手形アートにしたい場合は台紙の素材にもこだわるといいでしょう。クラフト紙や英字新聞は、手形を押すだけでも味のある風合いになるので一気におしゃれに仕上がります。キャンバス素材であれば、生地特有の凹凸によってインキがかすれるのでよりアート感を演出することが可能です。
「手形アート自体はシンプルにしたいけど華やかに見せたい」という方は、額装にこだわるのがおすすめです。額装にデコレーションを施すことで華やかさがプラスされ、飾りたい場所の雰囲気に合わせてアレンジすればすてきなインテリアに仕上がります。
手形アートにおすすめ!かわいいクラフトアイテム7選
手形アートをより楽しく、よりかわいく、より簡単に行うための便利アイテムはたくさんあります。なかでも注目なのが「手形アート専用のスタンプパッド」です。
手形アートは子どもの手や足に直接インキを塗布するため、きちんと安全性を確認することが大切です。手形アート専用のインキは、外的刺激に弱い子どもの肌にもやさしい素材でできています。
以下では、手形アート専用のスタンプパッドを含む7つのおすすめアイテムをご紹介します。手形アートに興味のある方は、ぜひご参考にしてください。
- FirstArt A5サイズ|これ1つで簡単につくれるA5サイズの制作キット
- PalmColors|舐めても安全、肌にやさしい特殊インキ採用のスタンプパッド
- FirstArt 布用|手形&足形デザインのスタイやトートバッグがつくれる制作キット
- PalmColors 布用|にじみや色褪せに強く発色が良いスタンプパッド
- てがたすたんぷセット|大きなスポンジパッドと専用インキのセットアイテム
- デコライト 丸1 4色セット|いろんなものにお絵描きできるデコレーションペン
- 布描きマーカー|にじまない、布の手形アートに色づけができるマーカーペン
FirstArt A5サイズ
お子様の手形・足形で成長記録をかわいく残そう
シヤチハタ「FirstArt A5サイズ」は、かわいいフラミンゴなどの手形アートがつくれる制作キットです。台紙、木製フレーム、飾り付けシール、スタンプパッド、飾り付け専用ペンがセットになっているので、これさえあればすぐに手形アートを始められます。
スタンプパッドは、お肌にやさしい手形アート専用なので安心。にじみが少なく、発色が鮮やかなので、きれいな手形アートがつくれますよ。色褪せにくく、長期保存しやすい点も嬉しいポイントです。
同シリーズに「ゾウ」と「ヒヨコ」があるほか、スクエア型の「FirstArt 色紙サイズ」もあるので、お好みで選んでみてくださいね。
お子様の手形・足形で成長記録をかわいく残そう
PalmColors
シヤチハタ「PalmColors」は、手形アートのためのスタンプパッドです。ポンポンと塗布しやすい傾斜型ヒンジ構造を採用しているほか、刺激の少ない水性顔料系インキを使っているので、スムーズかつ安全に手形アートが楽しめます。
インキは、水洗いやウェットティッシュなどで簡単に落とせます。耐水性・耐光性に優れているので、色褪せの心配もありません。使用回数は、約50回です(手のひらの大きさや使用状況・環境による)。
なお、カラーは全部で10色あるので、手形アートのモチーフに合わせて選んでみてくださいね。
FirstArt 布用
「FirstArt 布用」は、赤ちゃんの手形・足形でスタイやトートバッグをつくれる制作キットです。すでに背景がプリントされているので、手形・足形をとるだけで簡単につくれます。
使用する布用手形スタンプパッドのインキは肌に優しく、水洗いや濡れたティッシュで簡単に落とせる点がポイント。そのため、初めて手形・足形をとる赤ちゃんにも安心して利用できますよ。
PalmColors 布用
「PALM COLORS 布用」は、耐水性や耐光性に優れた水性顔料系インキを採用しているのが特徴です。これにより、色褪せにくく手形アートを長期保存できます。さらに、にじみが少なく色鮮やかな発色なので、きれいな手形アート作品をつくれます。
手の大きさや使用状況・環境によって異なりますが、使用できる回数は約50回です。カラーは全部で10色あるので、好みやモチーフに合わせて選んでみてください。
てがたすたんぷセット
「てがたすたんぷセット」は、専用スタンプ台と専用インキが一本セットになった商品です。インキは、紙だけでなく布にも押せる特殊インキを採用。そのため、アルバムや色紙、布など幅広い素材に使用できます。
例えば、布であればTシャツに手形アートを施すことで簡単にオリジナルTシャツがつくれます。布に手形を押した際は、アイロンをかけることでインキが定着し落ちにくくなります。洗濯をしたら落ちてしまうこともないので、安心してオリジナルの手形アート作品をつくることが可能です。
カラーはピンク、ブルー、グリーン、オレンジの全4色。好きな色やモチーフに合わせて選んでみてくださいね。
デコライト 丸1 4色セット
シヤチハタ「デコライト 丸1 4色セット」は、紙(画用紙・写真紙など)や木、プラスチック、陶器などさまざまな素材にデコレーションできます。濃い色の紙でもきれいに発色するほか、線が乾けば重ね描きもできます。プラスチックやガラスなどに書いた場合は、水拭きで消せるので失敗しても安心です。
単品購入も可能なほか、メタリックタイプもあるので、好きな色や使いやすいもの揃えてみてくださいね。
布描きマーカー
「布描きマーカー」は、耐水性・耐光性に優れているのが特長です。にじみにくく描きやすいので、布のバッグや巾着に色付けしたりイラストを描いたりと、幅広い用途に活用できます。
前述したてがたすたんぷセットの特殊インキを使ってオリジナルTシャツをつくり、そこに布描きマーカーで仕上げればよりおしゃれな作品をつくることができるでしょう。インキが乾いたあとは中温でアイロンをかけることによって耐洗濯性がよくなるので、長期保存したい作品にも使用可能です。
カラーは全部で12色あるので、こちらも好きな色やモチーフに合わせて選んでみてください。
すぐに過ぎ去る一瞬のきらめきを手形アートに残そう
赤ちゃん(子ども)の成長を感じられる手形アートは、家族の新しい思い出づくりにピッタリです。自由にデコレーションできるほか、工夫次第ではさまざまなバリエーションの手形・足形アートをつくれるでしょう。
祖父母などの親族へ写真と一緒にプレゼントすれば、きっと喜んでもらえますよ。誕生日やハーフバースデー、記念日などには、ぜひ手形アートを家族で楽しんでみてくださいね。