11月3日は文化の日〜シヤチハタ 日本の伝統色〜
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ネーム9が日本の伝統色に。「ネーム9 95周年カラー」
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元号が「令和」に変わった2019年に受注開始されたのは、シヤチハタ創業95周年を記念した新しいカラーのネーム9です。
社内投票によって選ばれたテーマは、日本の伝統色。日本文化が誇る美しい色の数々を本体に取り入れた、ひと味違う風合いを持つ“和のネーム9”が出来上がりました。
ネーム9と組み合わせた伝統色は、以下の5つです。
・淡いやわらかさを持つ 「薄紅(うすべに)」
・薄墨がかった色合いが特徴的な 「桜鼠(さくらねず)」
・灰を帯びて深みが加わる 「灰白(はいじろ)」
・曇天の空の色とも比喩される 「浅葱鼠(あさぎねず)」
・濃い灰色に青みを含ませた 「青鈍(あおにび)」
歴史ある美しさが印象づく色彩は、大切な人へのギフトにも最適です。
日本文化が生んだ雅な色とネーム9の融合を、日常の様々なシーンでお楽しみください。
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日本の伝統色を再現した鮮やかな色合いに注目。「いろもよう」
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美しい伝統色を、ハンドメイドに便利なスタンプパッドでもお楽しみください。
おすすめしたいのは、多彩で鮮やかな日本の伝統色を再現した、シヤチハタの「いろもよう」です。
日本らしい上品な風情を含む伝統色の良さを、スタンプ台でお手軽に楽しんでいただけます。
開発には多種類の顔料による混ぜ合わせを試み、こだわりを持って歴史ある色の再現に取り組みました。
「いろもよう」で展開される29種類は、そのすべてが日本に古くから伝わる“和の色”。
極細繊維の布を使った盤面なので、軽く押すだけで色鮮やかな印影が得られます。
またシヤチハタ独自のナノテクノロジーから生まれたインキは、
早い時間で乾いてくれる利点があり、スタンプアートにおいて使いやすいと評判です。
長い歴史を持つ伝統色に、シヤチハタの最新技術をミックスさせた「いろもよう」。
古代日本の色彩を現代によみがえらせた自信作を、消しゴムはんこやゴム印を使った手づくりアートにも、ぜひお使いください。
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シヤチハタ・こだわりの「朱肉」
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現在、氏名印の一般的な色として使われることの多い「朱色」。
この朱色も、縄文時代から存在する古い伝統色であるといわれています。
シヤチハタでは過去に、朱色の色味を変更したことが何度かあります。
朱色への強いこだわりはそのままに、時代に合わせて好まれる色、親しまれる色の変化に柔軟な姿勢を持つことも必要だと考えているのです。
印章文化の象徴の1つといえる朱肉。シヤチハタでは歴史の重みを大事にしながら、今の時代に求められる使いやすさ、機能性を追求した様々な商品をご提供しています。
使いやすくて、環境に優しいスタンダードタイプ
スタンダードな朱肉にも、シヤチハタのこだわりがたくさん詰まっています。
朱油には、なつ印後の乾きがよく、長期にわたり美しい印影が保てる顔料系朱油を採用。
環境にも配慮してボディーには再生樹脂を使用しています。
使いやすい品質はそのままに、省資源化にも取り組んだ新時代の朱肉です。
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開けたらフタを便利に活用・印マット付朱肉 シクオス
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朱肉のフタをマットとして敷けば、その上からキレイになつ印できる便利な朱肉。
“敷く・捺す”で使えることから、商品名は「シクオス」です。
印マットは弾力のある素材を使用。しっかりなつ印できる土台が見つからない外出先でも、これがあればいつでも、どんな書類でもキレイに捺せますね。
発色がよく、耐水・耐光・耐薬品性に優れた朱油には、シヤチハタ朱肉同様に「朱の油」を使用。印影の乾きが速く、にじみの少ない美しい印影が得られます。
また本体のプラスチック部分には再生樹脂を使用し、環境にも配慮した商品です。
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小さくても大きな印鑑に使えます・プチ朱肉
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コンパクトですが、大きな印鑑のなつ印もできる携帯用の「プチ朱肉」。
本体に再生樹脂を使用した、エコマーク認定商品です。
シヤチハタの朱肉シリーズで、最も直径が小さい23ミリの盤面ですが、これでも一般的に使われる実印の最大サイズ(18ミリ)にはしっかり対応できます。
プチだから収納にも携帯にも便利。自宅の引き出しやポーチの中に備えておくのにも適していますよ。
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捺してから乾くまで約3秒の速乾タイプ
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印鑑を捺した後、インキが乾かないままに別の紙を重ねてしまい、印影が滲んだり、紙を汚してしまったり・・・といったトラブルを防ぐために、シヤチハタでは速乾タイプの朱肉をご用意しています。
なつ印した後にインキが乾くまで約3秒。(PPC用紙使用。当社試験方法による。)
もちろん印影も鮮明なので、作業がはかどるだけでなく、重要な書類にも安心してお使いいただけます。
速乾シヤチハタ朱肉に使用されているのは、ナノレベルでのインキコントロール技術により、色濃くキレイな印影と速乾性能とを両立したクオリティの高い朱油。なつ印後、朱油がしっかりと用紙内に浸透するので、転写による不正の心配も少なくなります。
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↑完全に紙の中に朱油が浸透している状態。
スピーディーだけでなく、キレイで確実性のあるなつ印を行うこともできる速乾タイプ。朱肉の印象がガラリと変わるような便利さを、実感していだだけると思いますよ。
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古き良き伝統の練り朱肉・鯱旗印肉 公用
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現在普及している朱肉は多くがスポンジタイプのものですが、朱肉本来の形である“練り朱肉”も、残し続けたい日本文化の1つといえるのではないでしょうか。シヤチハタが手掛けたのは、その名も「鯱旗印肉」です。
表面の細かい凹凸が特徴的な練り朱肉は、写し出されるのは重厚感のある、鮮やかで美しい印影です。高級有機顔料を使用しているため、印影の保存性に優れ、にじみもほとんどありません。公文書など重要度が高い書類へのなつ印に、ぜひ使っていただきたい朱肉です。
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最高級のこだわりは器から・鯱旗印肉 書画落款用
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容器に使用したのは、開窯200年以上の伝統がある、岐阜県多治見市の「幸兵衛窯(こうべえがま)」製の陶磁器。書画落款用の「鯱旗印肉」は、中身だけでなく器にも高い品格を感じていただける一品です。
美しい印影を残せる質の良さを持ち、にじみもほとんどありません。鉛、水銀、カドミウムなどの重金属を含んでおらず、環境汚染や人体への安全性にも配慮しています。
お世話になった恩師や目上の方への贈り物や、書や絵画を嗜まれる方へのプレゼントにもいかがでしょうか。
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日本的な伝統色の奥深さに触れてみましょう
今回は日本の伝統色を主題とした、シヤチハタ商品の数々をご紹介しました。
伝統色は古くから日本の自然にある奥深さ、そして日本人が持つ感性そのものを表しているようにも思えます。1つ1つの色を眺めながら、昔の人々の暮らしや、代々紡がれてきた日本の文化に思いを馳せてみるのもいいかもしれませんね。
ぜひこの機会に日本の伝統色を、あなたの持ち物や生活で使う物に取り入れてみてはいかがでしょうか。